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今回、どうしてもテロのことが頭から離れず、「行くべきじゃないのかなぁ?」ということも考えてしまっていたほどなのですが、意を決して、いざ家を出ようとしたとき、携帯に電話が入りました。それはユナイテッド航空から。利用予定の会社です。何かな・・・と思ったら「今日のフライトが明日に変更になりました」とのこと。「えーーーーーーーーーー」と本当に困ってしまいました。一日ずれると、日本男子の団体予選の演技が見れないからです。「困ります!成田経由でも何でもいいので何とかしてください!」「何とか今日中に着けばいいので!」繰り返しお願いしたら、ようやく重い腰を上げてくれて、「これでもいいですか?」と提案してきたのが・・・

大阪⇒ホノルル⇒サンフランシスコ⇒ロサンゼルス
(本当は大阪⇒サンフランシスコ⇒ロサンゼルス)

というかなり強引なもの。しかも、ホノルルで6時間の待ち時間・・・。でも、開会式こそ見れなくなりますが、これで何とか、団体予選は最初から見れることになり、「それで変更お願いします!」として、何とか無事、予定通りの出発日となりました。

関空到着

関空では、このフライトの順延の影響で、ユナイテッド航空のカウンターは長蛇の列となってました。当然、私のように連絡が着いた客はいいですが、海外の方のように、連絡先を事前に告げることができないような場合、連絡はいっておらず「そんなこと聞いてないぞ」とクレームになってました。

こういう場合、私は変更で済みましたが、順延のままで我慢した方には、航空会社が空港近くのホテル(関空の場合はホテル日航)を用意するようです。確かに、また高い金を払って空港まで往復するよりはましですが・・・。

というわけで、いよいよホノルルに向けて出発となりました。実は、ハワイに行くのは今回が初めてでした^^;。

画像は出国手続きを終えた後、搭乗ゲート前の待合ロビーを写したものです。この待合ロビーは一応簡易仕切りがあり、中に入るにはセキュリティチェックを受ける必要があります。空港のセキュリティがここまで徹底されると安心しますが、これでもまた何かあると、「一体何を信じいればいいのだ?」という不安が増大します。是非、こういったチェックは抜かりなくお願いしたいものです。

いよいよ飛行機に乗り、出発!!隣にはスピードの新垣仁絵さんのような子が座って、いかにもこれから留学しますといった感じで書類を色々とチェックしたのですが、スチュワーデスが何か言うたびに「何ですか?」と私に聞いてきたのは面白かった(というかオイオイという感じ^^;)です。サンフランシスコまでと比べて、フライト時間が4時間ほど違うので、気分的には楽でした。インフライトムービーを楽しみつつ(今回はBringing Down the House)、ホノルル着を待ちました。

しかし、課題はまだあったのです。今のスケジュールのままだと、ロス到着が夜中で、ホテルまでのシャトルバスがない可能性があったのです。「そんな訳にはいかない」ということで、ホノルル⇒ロスの直行便をと思ったのですが、実は先にその便は「もう満席」と言われてました。となると、何とかホノルルで交渉して、キャンセル待ち(スタンバイ)にトライするしかありません。頭の中はその交渉の為の英語の準備で必死でした(^o^)丿。



ホノルル到着

さて、到着すると、他の「ホノルル目的の」方々に飲まれながら、何とかユナイテッドのカウンターへ。今思えば、普通はバケーション気分で、リゾートムードを楽しむところなのだなぁと思うと、少し残念な初ハワイでした・・・。

カウンターには、どうやら例の大停電の影響でフライトが変わった方がいるのか、多少並んでいる方々が多い気がしました。さすがにハワイで、カウンターには日本人の方がいて、運のいいことに、その人に対応してもらうことができました。フライトが変わったことを説明し、ロス便に空きがないか聞くと、「大阪⇒サンフランシスコの便に何があったのですか?」と聞かれ、ユナイテッドの方から聞いた話(機材&クルー調達ができなかったのが原因らしい)をそのまま伝えました。そして、何とかロス行きのスタンバイリストに加えて頂き、ゲートに行っておく時間も聞いて、とりあえず、「運を神に任せて」一旦休憩となりました。

とりあえず、その段階で出発まで5時間ほどあったのですが、見渡す限り店も開いておらず(その時点で朝の8時)、ゲート前で寝ようと思い、国内線出発口へ向かいました。すると、日本のセキュリティーチェック以上に厳しいチェックが待ってました。靴まで縫いで、荷物の中身も細かく見られている方も。国内線でテロがあったことを考えると、たかが国内線と馬鹿に出来ないところでしょうか・・・。

ホノルル国際空港は、ある程度大きいところと思っていましたが、実は小さいのですねぇ。普通のローカル空港でした。内装はシックなダークグレーで、近代的というよりは、リゾート気分重視でした。

 

ロス行きのゲートを確認して、とりあえずは食事を・・・ということで、ハワイアンなものをと考える隙もなく、目に入ったバーガーキングに入りました。以前、アメリカ留学時に散々お世話になったバーガーキング。「やっぱりここだよなぁ」としみじみ・・・。馬鹿でかいSサイズのカップも懐かしい・・・(画像で横の携帯電話と大きさを比較してください)。

 

さて、バーガーキングではさすがに5時間の待ち時間は潰れず、先に行ったロス行きゲート前待合ロビーに戻り、ほとんど人のいない中、荷物を抱えるようにして寝ました。すると、このゲートに到着した便があり、人が一気に増えました。そして、徐々にロス行きの時間も近づいてくると、更に増えて、座るところもなくなりかけてました。

カウンターは、なかなか職員の方が来ませんでした。日系人らしき男性の方が一人きて、徐々にカウンターに来るお客さん達も増えてきて、そして職員の方もそれに合わせて増えてきました。それにしても、殆ど日系かアジア系の方々のみ。日本人にはありがたい顔ぶれでした。

いよいよ、スタンバイリストの中から人が呼ばれる時間が来ました。しかし、名前が呼ばれてはいるものの、スタンバイの方々なのかは分からず、しかも、カウンターに来る他の乗客の対応に追われて、果たしてスタンバイは呼ばれるのか不安になってきました。

そこで、一番話し掛けやすそうな女性の方に「スタンバイなのですが、ここで待ってればいいんですよね?でも私はこの後のサンフランシスコ行きの予約もしているのですが・・・」と聞きました。すると、「順番に呼ぶから待っててくださいね。とりあえず、あなたのサンフランシスコ行きの分は確保されているから大丈夫ですよ!」と優しく笑顔で答えて頂き、安心して待つことが出来ました。

カウンターの後ろにソファーが並んでいるという配置だったのですが、私はカウンターのすぐ後ろに座り、呼ばれるときを待ってました。すると、先ほどのカウンターの方が「今のところあなたは大丈夫みたいよ」と声をかけてくださり、一気に不安が解消されました。ついでに既に発券されていたサンフランシスコ行きの搭乗券も預かってもらい、いよいよロス!気分が高まっていると、ずらずらと五名ほどのグループがカウンターに。「フライトが遅れて今着いた。ひどい話だよ。」と、愚痴りながらカウンターで搭乗手続きを取りました。すると、例の女性の方が「ごめんなさい、かなり厳しくなっちゃったわ」と搭乗券を返してきました。仕方ないな、サンフランシスコ行きでも今晩中に着くわけだし」と自分を納得させました。とりあえず、可能性が低いなら待っていても意味ないかなと思い「もうサンフランシスコ行きのゲートに行った方がいいですか?」と聞くと、「もしかしたらということもあるから、もう少し待って!」と言われ、希望を持って待つことにしました。

すると、ある方の名前が呼ばれた後に「次があなたよ!」といってきました。「おお!チャンス到来?!」と一気に形勢逆転!そして、カウンターの違う方が私の名前らしきものを言っているのが聞こえ、そして例の方が「はい、大丈夫でしたよ!」と、無事ロス行きの搭乗券をゲットすることができました。

女性の方に「本当にありがとう!!」と満面の笑顔(のつもり)でお礼を言って、無事ロス行き飛行機に乗り込みました。

※ちなみに、私は行きはチェックインバッゲージはなく、それがスタンバイしやすかった一つの理由でもありました)。

飛行機の中は寒くて、しかも、毛布がなく、フライトアテンダントの方に言っても「余りはないわ・・・」とのことでした。しかも、席は真中の席で、寒い中、トイレも近くなるのに、イチイチ隣の人に立ってもらわないといけなくて、しかも、右隣の人はかなりのデブで、立つのも必死。左隣は不機嫌そうな若者で、かなり辛かったですが、何とかうまくいきました・・・。ある程度寒さにも慣れてきたら、またインフライトムービーを楽しむ余裕も出てきました(今回はHoles)。

そしてようやくロスの夜景が見えてきました!飛行機から見る夜景はやはり最高でした!



ロサンゼルス到着

ロスの空港は5年ぶりでした。しかし、その時は、ロスでゆっくり観光した訳ではなく、トランジットだったのですが、ターミナルの移動にLAXシャトルという空港内の送迎バスに乗る必要がありましたが、どこから何に乗ればいいのかが分かりにくい状態でした。今回は、アナハイム行きのバスに乗った訳ですが、どこから乗るかはすぐ分かったものの、どれに乗ればいいかが全く分かりませんでした。

 

パネル式の長距離バス会社の案内があったのですが、そこの会社にコンタクトを取っても「次のバスを待ってください」しか言われず、「なかなか来ないから聞いてるんや」と思いながら、忍耐強く待つことにしました。

最初、ANAHEIMと書いたバスがあったので乗ろうとしたら「これはグループ用」といわれ乗れず、その後30分近く待って、大きなバスでアナハイム行きのバスが来ました。これらのシャトルバスは、ホテルまで行ってくれるものなのですが、滞在予定のホテルの名前を告げたものの、「このホテルの場所はアムトラックの駅の近く」というと、「お前は駅に行くのか?」といわれ「いやいや違う」とくだらない問答を繰り返した挙句、とりあえず、「バスターミナルからタクシーに乗って行け」ということを言われ、仕方ないのでとりあえず乗りました。

疲れ果ててはいたものの、バスで寝ることはなく、しかし、あまりいい夜景でもなかったので、ぼーっとしながらアナハイム着を待ちました。一旦バスターミナルに着き、そこで料金(16ドル)を払ったのですが、その際に料金徴収の係の人に「ホテルはどうやって行けばいい?」と聞くと、「バスで行ってくれるよ」とのことなので、タクシーに乗らず、そのまま向かいました。しかし、先に他の人たちのホテルに向かったのと、方向が明らかに違ったので、運転手に「ここに行きたいのだが」と再度、今度は地図を店ながら言うと、ようやくホテルに向かってくれました。

ちなみに、この運転手、東南アジア系の方でした。英語のコミュニケーションがうまくできなかっただけかもしれません。でも、最初、発音の問題で違うホテルに行ってはいけないと思い、わざわざ印刷したホテル名を見せて「ここ」といったのに、通じなかった彼には問題があると思いましたね・・・。

といいつつ、残り一人になったので、その運転手と色々と会話をしながらホテルに向かいました。とりあえず彼いわく「タクシーは高いぞ」とのことでした^^;。

そして、ホテル着は夜中の12時。色々とありましたが、無事明日を迎えられそうで何よりでした(^o^)丿